2021.4.2 動画マニュアルの作り方

動画マニュアルの事例を一挙ご紹介│業界・業種ごとの課題や効果などを徹底的に解説

tebikiサポートチーム
執筆者:tebikiサポートチーム

製造/物流/サービス/小売業など、数々の現場で動画教育システムを導入してきたノウハウをご提供します。

動画マニュアルを導入し、どんな動画マニュアルを使い、どんな効果があったかなど現場の社員のインタビューとあわせて動画マニュアルの事例をご紹介します。

目次

熟練の技を伝えた事例

児玉化学工業株式会社様の事例

【抱えていた課題】

・ベテラン社員の熟練の技が他の社員に継承されず、製品不良が発生していた

書面と画像だけでは熟練の技が伝えきれず、口頭とOJTでの教育となっていたが、その教え方も属人化していて、標準化されていなかったため、業務品質にバラつきが発生し、製品不良につながっていた。

・外国人社員の出身が複数の国で、複数の言語に対応したマニュアルを作成できない

スペイン語、ポルトガル語、中国語、ベトナム語など複数の言語が現場で使われ、500を超える要領書、マニュアルの翻訳化は難しく、日本語もほぼわからない外国人社員もいた。

 

【導入の効果】

・属人的業務がなくなり、業務が標準化された

標準となる業務をスマホで撮影し、この動画を見て研修するようにして、業務が統一され、属人的業務がなくなり、かつ動きやコツが伝えられるようになり、製品不良を減らすことができた。

・マニュアル作成の工数が削減。およそ3分の1になった

文言を考えてテキストを打つ必要がなくなり、しゃべるだけでマニュアルが作成できるようになり、マニュアルを作成する手間と時間が格段に削減された。

・外国語の字幕付き動画で外国人社員に伝わりやすくなった

100ヶ国語対応の動画マニュアル「tebiki」による母国語での研修と細やかな動きが伝えられる動画で外国人社員にも熟練の技を伝達することができるようになった。

 

【動画サンプル】ヤスリでバリをとる(音量にご注意ください)

児玉化学工業様のご紹介できる動画サンプルは計4つあります。熟練の技を新入社員に伝承するため、動きが伝わりやすい動画マニュアルを作成しています。もっと動画を見たい方は下記リンクよりご覧ください。

参考:実際に企業で使われている動画マニュアルの事例・サンプルを多数ご紹介

 

【社員インタビュー】

抱えていた課題や導入の過程、その後動画マニュアルの使い方まで現場の社員の方々をインタビューしました。詳しくは下記リンクよりご覧ください。

参考:児玉化学工業株式会社の現場社員にインタビュー

製造業の事例

イセ食品株式会社様の事例

【抱えていた課題】

・外国籍の社員が多く、日本語での新人研修を理解できない。

外国籍の新入社員は日本語の専門用語にまだ慣れていないため、研修の内容を理解してもらえなかった。研修後、実際に現場に入ると、研修が理解できていなかった。結局現場でOJTを繰り返して理解してもらうしかなかく、教育や研修が非効率的だった。

・業務が標準化できていない。

1つの現場、工場で業務をマスターしても、異動するとまた1から業務をマスターしないといけなく、業務が標準化できていないため、教育と業務が非効率的だった。

 

【導入の効果】

・座学研修を多国語対応の字幕付き動画に置き換えたら、理解が1段階進み、即戦力になった。

各社員の母国語の字幕付きの動画で見ることで、新人の頭の中で、座学と現場作業の内容が一致し、現場に入ったらすぐに作業ができるようになった。また、座学も3日間から2日間に短縮でき、トレーナーも座学の時間が浮いたことで別の業務ができるようになった。

・動画で新人全員が見本となる社員の動きで研修するので、業務が標準化・統一化された。

工場内での業務が統一された。今後は別工場にも広げて、全国的に業務を標準化・統一化する予定。

 

【動画サンプル】ロール台車の扱い方(音量にご注意ください)

 

【社員インタビュー】

イセ食品株式会社様の動画マニュアルの導入の裏話をインタビュー形式で読むことができます。導入前は社内に本当に浸透するか不安だったそうです。

参考:イセ食品株式会社の現場社員にインタビュー

 

【今後の展開】

・全国の各拠点へ動画マニュアルを導入し、業務の標準化・統一化を進める。

・現場にもスマホ・タブレットを導入し、より一層の動画マニュアル活用。

飲食業の事例

株式会社タイソンズアンドカンパニー様の事例

【抱えていた課題】

・紙マニュアルによる教育の限界

紙マニュアルでは自社オリジナル製品・サービスを伝え切れていなかった。社員が理解し切れていないため、自分の言葉でお客様に説明できないので、付加価値が付けられなかった。

・業務が属人化して、異動時の引継ぎがうまくいってなかった

品質管理を徹底しているが、器具の調整や洗い方など動きを紙マニュアルでは伝えきれず、異動があった際の後任者が引き継げていなかった。

・日本語だけでは外国人社員の教育が限界

微妙なニュアンスがある言葉が伝わりにくく、外国語で教育されても、自分の言葉による接客にならなっていなかった。教育にスピード感もなかった。

 

【導入の効果】

・社員の自社製品・サービスに対する熱量が上がった

文字では伝わらないストーリーが動画によって伝わりやすくなり、接客の質が格段に上がった。

・業務品質が向上し、かつ効率化された

現場でよく起こる「人によって教え方が違う」が動画マニュアルによって教え方が統一化され、業務品質が上がり、引継ぎ時も動画マニュアルでスムーズに業務を引き継げるようになった。

・外国人社員の教育がスピードアップした

動きと母国語の字幕付き動画で外国人社員に「メーカーとしての魅力」と「業務手順」の両方が浸透し、外国人社員も自分の言葉による接客が身についてきた。

 

【社員インタビュー】

紙マニュアルで課題を抱えていたタイソンズアンドカンパニー様に動画マニュアルを導入した際のインタビュー記事があります。当初想定していた効果以外にも効果があったそうです。詳細を知りたい方は下記リンクよりご確認ください。

参考:株式会社タイソンズアンドカンパニー社員にインタビュー

 

【今後の展開】

社員教育が効率化されたことで浮いた時間を、「人」でしか伝えられない教育に時間を割き、より一層の品質向上を目指し、プロ意識・ホスピタリティ・マインドなど1つ上のレベルの教育に力を入れていくそうです。

介護業務の事例

社会福祉法人 若竹大寿会様の事例

【抱えていた課題】

・各施設で業務のやり方が違い、統一できていなかった

各施設の設備が違うため業務のやり方が違い、各拠点ごとにマニュアル違っていた。

・社員教育に時間がかかっていた

ベテラン社員が新人社員につきっきりでOJTを行うため、ベテラン社員の業務を圧迫していた。

・社員教育の進捗がわからなかった

紙マニュアルだと、誰が見たのか、どこまで見たのかがわからず、社員の教育進捗が把握できなかった。

 

【導入の効果】

・動画マニュアルを活用して、法人全体で介護技術とマニュアルが統一できた

つきっきりで教えていたOJTを動画に置き換えて、効率化され、3カ月かかる教育を1ヵ月で1人前の介護技術を身に着けることができた。

・明らかに動画マニュアルで社員教育が効率化された

新人の教育が遅いのも問題であったが、OJTを動画に置き換えることで、OJTの回数を減らすことができ、主力のベテラン社員の業務を圧迫していた問題が解決された。

・社員の教育進捗が把握できるようになった

tebikiの動画マニュアルなら誰が見ているか、どこまで見たかが一目瞭然で、社員の教育管理ができるようになった。

 

【動画サンプル】介助者2人でベッドからストレッチャーへの移乗(音量にご注意ください)

社会福祉法人 若竹大寿会様では、社員に誤った業務手順を介護をしてしまうと、事故を起こすという危機感を社員に与えるため、あえてNG事例の動画マニュアルを作成し、教育をしています。どの動画をご覧になりたい方は下記リンクよりご覧ください。

参考:実際に企業で使われている動画マニュアルの事例・サンプルを多数ご紹介

 

【社員インタビュー】

動画作成を外部に委託するのではなく、社会福祉法人 若竹大寿会の文化である「一から作り上げる」を守りながら、社員それぞれが成長できていると現場から声が聞こえ始めたそうです。市現場社員のインタビューを詳しく読みたい方は下記リンクをご覧ください。

参考:社会福祉法人 若竹大寿会の現場社員にインタビュー

小売業の事例

株式会社いなげや様の事例

【抱えていた課題】

・店舗への直接指導や集合研修が難しくなり、社員教育の実施が困難

新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、集合研修の実施が困難となり、新人教育や業務変更に伴うトレーニングが実施できなかった。

・新人トレーニングがベテラン社員の業務を圧迫していた

人材不足のため人員を募集するのに、人員が増えると研修が増えて、ベテラン社員が教育に時間が割かれてしまい、業務を圧迫するというスパイラルに陥っていた。

・紙マニュアルでのトレーニングに限界を感じていた

実地研修も常にレジが空いているわけではないので、代わりに紙マニュアルを渡すことがあるが、とても非効率な研修で離職率の上昇につながってる可能性があった。

 

【導入の効果】

・リモートでも動画マニュアルで研修できるようになった

動画なら、伝えたい内容を動画にして業務の動きも含めて遠隔地から教育ができるようになった。

・かんたんに動画が作成でき、教える側の業務負担が減った

ベテラン社員の業務をスマートフォンで撮影し、1時間もかからず動画が作成できるので、マニュアル作成側の負担が軽くなり、トレーナーであるベテラン社員の業務を圧迫しなくなった。

・伝えたいことが伝えられるようになった

文字の堅い表現でした伝えられなかった紙マニュアルから動画に切り替えたことで、伝えにくかった接客の態度や動きのノウハウなどがダイレクトに動画で表すことができるようになった。

 

【動画サンプル】セルフレジ操作【ICなしクレジット支払い・領収証】(音量にご注意ください)

 

【社員インタビュー】

複数の動画作成・編集ソフトを利用した経験を経て、現在のtebikiを活用した動画マニュアルに行きついたそうです。詳しい内容を知りたい方は下記リンクよりご覧ください。

参考:株式会社いなげやの現場社員にインタビュー

 

【今後の展開】

・他部署にいる外国人社員への研修にも動画マニュアルの展開を検討

・検定のための勉強会を動画で共有し、研修の質を上げる

外国人社員の事例

株式会社京急ストアの事例

【抱えていた課題】

・日本語が完璧に伝わらない外国人への教育

マニュアルを翻訳し、研修を行うには時間がかかりすぎるため、外国人社員の受け入れに慣れている店舗でOJTを行ってもらうなど研修体制が整っていなかった。

・外国人社員が多国籍であるため複数の言語の字幕が必要

英語への翻訳だけでなく、多国籍であるがため、複数の言語への翻訳が必要。マニュアル作成に時間とコストがかかるが、マニュアルの更新時にも同様の手間とコストがかかっていた。

 

【導入の効果】

・動画ならではの動きと外国人社員の母国語の字幕で熟練技も伝わりやすくなった

紙マニュアルとトレーナーによる日本語でのOJTだったため、簡単な業務なら問題ないが、熟練技が伝わりにくかったが、母国語の字幕付き動画で細かい動きも伝わるようになった。

・tebikiの機能で多言語への翻訳が自動化され、手間が格段に減った

tebikiなら多国籍の外国人社員それぞれに合わせた言語がボタン1つで設定できるから動画マニュアルの言語による版管理の必要がなくなり、研修に関する業務効率が格段に上がった。

 

【社員インタビュー】

手軽に動画マニュアルを作成できるようになり、今ではYoutuberの気分で楽しみながらマニュアルを作成しているそうです。導入の経緯や動画マニュアルを活用方法など詳しく知りたい方は下記リンクよりご覧ください。

参考:株式会社京急ストアの現場社員にインタビュー

 

【今後の展開】

・180本以上の動画マニュアルを作成済。今後は社内広報や社内報告としての動画活用の可能性を探る。

営業の事例

株式会社テンプスタッフフォーラム株式会社

【抱えていた課題】

・300ページを超える紙マニュアルのメンテナンスができず、使われていなかった

度重なる法令改正で業務フローが変更され、その度にマニュアルを更新してきたが、更新作業の負荷が重くなり、更新が止まり、誰からもマニュアルが使われなくなっていた。

・拠点ごとに業務手順がバラバラで業務の非効率性と品質の低下を招いていた

各拠点でバラバラの理解で、経験と思い込みで現場の業務が行われており、各拠点の責任者のマネジメント負荷が重かった。

 

【導入の効果】

・マニュアル作成の手間が3分の1になり、教える側の負担が劇的に減った

動画マニュアルならOJTをスマホで撮影するだけだから、簡単にマニュアルが作成できるようになり、5本のマニュアルを作成するのに30分しかかからなくなった。

・マニュアルを動画に統一し、業務の標準化を達成できた

tebikiはクラウド型のサービスなのでインターネットを通じて拠点に関係なくいつでも動画マニュアルを閲覧できるので、効率的に研修ができ、業務の標準化も達成できた。

 

【動画サンプル】訪問営業 商談(音量にご注意ください)

 

【社員インタビュー】

動画マニュアルの導入を決め、現場で動画を作成した方のインタビューを読みたい方は下記リンクよりご覧ください。

参考:テンプスタッフフォーラム株式会社の現場社員にインタビュー

動画マニュアル導入のきっかけ

動画マニュアルの導入に踏み切った会社に共通しているのは、紙マニュアルに限界を感じたことです。言葉や文字だけでは伝えられない微妙なニュアンスや動きなどの熟練の技を伝えるには動画はもってこいの教育ツールなのです。

 

実際に企業で使われている動画マニュアルの参考事例・サンプルを多数ご紹介

 

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