

執筆者:松﨑 岳 / Gaku Matsuzaki
動画教育システムtebikiを提供するTebiki株式会社でマーケティングやセールスを担当。ISO27001導入推進。元ネットワークエンジニア。Youtubeで「魚の捌き方」動画を観るのが趣味です。
普段から使い慣れているスマートフォンでハイクオリティーな動画を撮影して、日々の業務や作業に使える動画マニュアルを作成できたらよいですよね。ちょっとしたコツを意識するだけで、すごく動画撮影が上手くなります。
プロみたいな動画はなかなか難しいですが、誰でもわかりやすく、伝わりやすい教育用の動画を、スマホで"かんたん"に撮影するコツをご紹介します。
動画マニュアル作成のその他のノウハウは、失敗しない動画マニュアルを誰でも簡単に作成する6つのポイントをご覧いただくか、基礎知識やノウハウを凝縮凝縮した以下の『はじめての動画マニュアル作成ガイド』をご活用ください。
目次
なるべくカメラは動かさない
基本的な考え方として、動画の撮影中はカメラをしっかり持って固定し、なるべく動かさないようにしましょう。
初心者の動画で一番ありがちな失敗が「手ブレ」です。動きながら撮影すると、どうしても映像がブレてしまいます。ブレた映像になると、素人っぽい動画になってしまいます。手ブレをさせないためにも、両手でしっかりとスマホを持ち、両脇をしっかりと締めて撮影しましょう。
三脚を活用して、スマホを固定するとより安定した動画を撮影できるのでオススメです。
ズームするときは自分の身体を寄せる
まずカメラのズーム機能は使わないことを推奨します。カメラのズーム機能はとても便利な機能です。ただ、カメラのズーム機能を使うと、小さな揺れが大きなブレになってしまいますし、画像を無理やり拡大するので画質が粗くなります。被写体を大きく写す場合は、カメラを持って自分の身体ごと対象物に近づきましょう。そうすると、大きなブレと画質が粗くなることを防げます。
撮影のポイント「ひき」と「より」
撮影する角度が難しいという声も、よくお聞きします。
レベルアップするコツは、「ひき」と「より」を意識して撮影する、ということです。
ひき
全体が見えるように対象物から引いた位置で撮影することです。主に「場所・対象の全体・全体の状況」などを表現するために使いましょう。
より
自分やモノ、対象物の近くに寄って撮影することです。「手元の作業・表情・細かい動き」などを伝えることができます。
人物を撮影するときのコツ
人物や動きの位置や大きさによって、視聴している人の印象が大きく変わります。以下の3つの考え方を、上手く使い分けて動画を撮影しましょう。
フル
対象物を広範囲で撮影します。足先から頭まで入れて撮影します。
ウェストアップ
腰から上の上半身の動を撮影します。
クローズアップ
顔や手元など特定の場所をアップにして撮影をします。
動画で伝えたい作業や業務内容を明確にする事で、フルなのか、ウェストアップなのか、クローズアップなのかを考えて、撮影の使い分けをしてみましょう。
パンする際は身体全体を動かすと自然
撮影中、カメラを左右に動かす「パン」は上級テクニックです。どこからどこまで、どう左右に振るか練られたシナリオが必要です。明確な目的がない場合は、なるべくパンをしないようにしましょう。
どうしても現場全体や対象物の詳細をパンしながら撮影したい時には以下に注意しましょう。
- 身体ごとカメラを左右に振る
- 脇を締めて、しっかりとスマホを持つ
身体ごとカメラを動かせば安定して、手ブレのない動画を撮影することができます。パンを多様しすぎると動画自体のクオリティが下がってしまうことがあるので、特に印象付けたいシーンで活用するようにしましょう。
動画撮影に便利なおすすめグッズ
どうしても「手ブレ」が気になる。そんなときは、三脚を活用しましょう。スマホを固定するのにオススメの三脚はこちらです。
他にも動画撮影のコツや便利なグッズを紹介しています。こちらの記事もご参照下さい。
参考記事:
動画マニュアルの事例・サンプル
企業で社員の方が自分で撮影し、運用されている実際の動画マニュアルの事例・サンプルをぜひご覧ください。動画の具体的な説明と導入効果も解説されていますので、動画マニュアル作成のイメージがわくかと思います。
かんたんに動画マニュアルを作成/共有できるtebiki
「動画撮影」と言われると「難しいそう」と思われる方もいらっしゃると思いますが、弊社が提供しているクラウド型現場向け動画教育システム tebiki は、現場で使える動画をだれでもかんたんに作成/共有できるようにしたシステムです。ご興味あればぜひこちらのサービス紹介をご覧ください!

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