執筆者:tebikiサポートチーム
製造/物流/サービス/小売業など、数々の現場で動画教育システムを導入してきたノウハウをご提供します。
動画マニュアルは、人の動きや機械の操作などをわかりやすく伝えられます。「職場のパソコンにインストールされたWindows10のアプリで動画編集を行えるなら簡単に動画マニュアルを作成できそう!」と検討されている方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、Windows10のアプリで動画マニュアル作成に活用できるものを4つご紹介します。それらのアプリを活用した動画マニュアルの作成手順や、動画マニュアルを導入した企業事例などもご紹介しますので、動画マニュアル作りの参考にしていただければ幸いです。
はじめて動画マニュアルを作成するという方は、以下から動画マニュアル作成ガイドも併せてぜひご覧ください。導入や作成のアドバイスをわかりやすく解説しています。
目次
- 1. 動画マニュアル作成におすすめのWindows10の標準アプリ
1-1. Microsoftフォト
1-2. Xbox Game Bar
1-3. サウンドレコーダー
1-4. カメラ
2. 無料で!Windows10での動画マニュアル作成手順
2-1. ステップ1:Xbox Game Barで操作を画面収録
2-2. ステップ2:Microsoftフォトで動画編集
3. Windows10のアプリのみで動画マニュアルを作成するデメリット
3-1. 共有や管理が煩雑
3-2. アクセス制限やセキュリティ対策が不十分
3-3. サポート体制がない
3-4. 動画マニュアルの運用が可視化できない
4. 動画マニュアル作成なら、かんたん操作の「tebiki」がイチオシ
4-1. 他とは違う◎tebikiのおすすめポイント
5. tebikiで動画マニュアルを作成した企業事例
5-1. 株式会社GEEKLY
5-2. クマガイ特殊鋼株式会社
5-3. ASKUL LOGIST株式会社
6. まとめ
動画マニュアル作成におすすめのWindows10の標準アプリ
Windows10に搭載されているアプリのうち、動画マニュアルの作成に使える以下の4つのアプリをご紹介します。
これらのWindows10の無料アプリを使った動画マニュアル作成の方法を知りたい方は、次章の『Windows10での動画マニュアル作成手順』をご覧ください。
Microsoftフォト
Microsoftフォトは、写真や動画を編集加工し、管理するためのアプリです。録画した動画を取り込み、圧縮や結合、別の動画の差し込み、不要部分のカットなど動画全体を整えられます。さらには描画やテロップの入力、音量調整などを行い「わかりやすい動画」へ調整し、BGM追加やスローモーション効果などで「より伝わりやすい動画」へと磨き上げることも可能です。
Microsoftフォトで編集した動画は「ピクチャ」内の「カメラロール」フォルダに保存されます。
▼このアプリでできること▼
- 動画の編集
- 写真の編集
Windows10のMicrosoftフォトアプリの使い方や詳細な機能紹介は、次の記事で解説しています。
Xbox Game Bar
Xbox Game Barは、基本的にはゲームをプレイしている際にゲームを録画したりスクリーンショットを撮影したりするアプリですが、ゲームだけでなくパソコン上でアクティブ状態となっているアプリを同じように録画・撮影することが可能です。パソコンにマイクを接続していれば、アプリからの音声だけでなくマイクの音声も録画できるなど、パソコン上の操作を動画マニュアルにする場合に便利なアプリと言えます。
Xbox Game Barで録画した動画は「ビデオ」内の「キャプチャ」フォルダに保存されます。
▼このアプリでできること▼
- アプリの操作の録画
- スクリーンショットの撮影
Xbox Game Barを使って画面収録をしたい方は、以下の記事も併せてご覧ください。録画のプロセスを画像付きで詳しく解説しています。
▼関連記事▼
ゲームバー(Game DVR)を使ってWindows PCで画面録画する方法
サウンドレコーダー
サウンドレコーダーはWindows10の時のみ「ボイスレコーダー」という呼称になりましたが、Windows10パソコンで音声を録音し再生するアプリで、WAVファイルで保存するものです。録音された音声はサウンドレコーダーアプリ内に保存され、音声をトリミングして編集したり、転送して共有したり、マイク音量を調整したりできます。
サウンドレコーダーの音声は「ドキュメント」内の「サウンド レコーディング」フォルダに保存されます。
▼このアプリでできること▼
- 音声の録音
- 音声の再生
カメラ
カメラは、パソコンに内蔵されたカメラ機能を使って写真を撮影したり動画を録画したりするアプリです。動画の画質を変更したり「ちらつき」を低減させたり録画の質を変更できますが、カメラが1つしか搭載されていないパソコンではイン/アウトのカメラ切り替えができず、パソコン画面側の撮影のみとなります。
カメラで撮影された動画は「ピクチャ」内の「カメラロール」フォルダに保存されます。
▼このアプリでできること▼
- 動画の撮影
- 写真の撮影
動画マニュアル撮影時のカメラ等の機材について知りたい方は、以下の記事も併せてご覧ください。
▼関連記事▼
【動画マニュアルの必要機材】おすすめカメラや撮影のコツも(初心者~プロまで)
無料で!Windows10での動画マニュアル作成手順
Windows10搭載アプリを使って、動画マニュアルを作成する手順をご紹介します。今回はパソコンの画面操作を録画しマニュアル化する内容を例に挙げて説明していきます。
動画マニュアルの詳しい作成手順やコツを知りたい方は、以下のリンクから動画マニュアル作成ガイドをぜひご覧ください。はじめて取り組む方へ向けて、導入や作成のアドバイスをわかりやすく解説しています。
ステップ1:Xbox Game Barで操作を画面収録
録画したい操作画面を開いてアクティブ状態とした後に、Xbox Game Barを立ち上げます。ビデオカメラマークを押し、操作画面で操作を行い、Xbox Game Barの停止ボタンを押すことで録画が終了します。
ナレーションを挿入したい場合は、操作時にマイクをパソコンに接続した上でマイクに向かって話すと、音声も一緒に録画することができます。
ステップ2:Microsoftフォトで動画編集
Microsoftフォトを立ち上げて、先ほど録画した動画を選択してMicrosoftフォトに取り込みます。「プロジェクトライブラリ」に取り込んだ動画が表示されるので、編集する動画を「ストーリーボード」にドラッグ&ドロップして並べます。これで編集が可能となります。
動画マニュアルとして見やすくなるよう編集するには、トリミングで必要な部分のみを抽出する/画面内容を補足するようなテロップを入れる/特に重要なポイントではスローモーションにするなどの工夫がおすすめです。
動画マニュアルの編集のコツを知りたい方は、以下の記事も併せてご覧ください。
▼関連記事▼
【完全ガイド】動画マニュアルの作成手順と18のコツ!事例やソフト比較、選び方もつまづかない「動画マニュアル作成手順と18のコツ」は?事例やソフト比較、選び方を解説!
Windows10のアプリのみで動画マニュアルを作成するデメリット
Windows10標準搭載の無料アプリのみで動画マニュアルを作成する場合、一見手軽に見えますが、運用面やセキュリティ面でいくつかのデメリットが存在します。ここでは、おもな以下のデメリットを4つご説明します。
これらのデメリットを解消するには、動画マニュアル作成・管理の専用ツールを使うのがおすすめです。ツールの中でも「tebiki」は誰でも簡単に動画マニュアルを作成できます。tebikiの機能や料金プランについては、以下のサービス紹介資料からぜひご確認ください。
共有や管理が煩雑
Windows10のアプリで作成した動画マニュアルは、ファイル共有サービスやメールなどで共有することが一般的です。しかしこれらの方法では、ファイルサイズの制限やバージョン管理の煩雑さなど、運用上の課題が生じやすくなります。
誰がどのバージョンの動画マニュアルを参照しているのか把握しづらく、最新版への更新漏れや、誤った情報が拡散されるリスクも高まるでしょう。
動画マニュアルの適切な管理や共有方法については、以下の記事でご覧いただけます。
▼関連記事▼
・マニュアルの効果的な「管理方法」とは?無料ツールも紹介
・動画マニュアルの共有方法3選!社内で上手に管理するには?
アクセス制限やセキュリティ対策が不十分
Windows10のアプリのみでは、動画マニュアルへのアクセス制限やセキュリティ対策を十分に行うことが難しい場合があります。例えば、特定のユーザーにのみ動画マニュアルを公開したい場合や、機密情報の漏洩を防ぎたい場合など、高度なセキュリティ設定が必要となるケースでは、専用の動画マニュアル作成ツールやプラットフォームを利用する方が安全です。
また、パソコン自体の情報書き出しなどを制限していないと、誰でもフォルダから外部媒体へ書き出すことが可能。そのため、業務のノウハウという社外秘情報にもかかわらず、セキュリティ対策が不十分な状態となってしまいます。
サポート体制がない
無料アプリなどでは、操作方法が分からなかったりトラブルが発生した場合でも、サポート体制がないことがほとんどです。そのため、問題解決に時間がかかったり、最悪の場合、動画マニュアルの作成自体が頓挫してしまう可能性もあります。
動画マニュアルの運用が可視化できない
Windows10のアプリのみで運用する場合、誰がいつ動画マニュアルを視聴したのか、どの部分が分かりにくかったのかといったデータを取得できません。そのため、動画マニュアルの効果測定や改善が難しく、PDCAサイクルを回して継続的に改善していくことが困難になります。
次章でご紹介する「動画マニュアル作成ツールtebiki」であれば、作成や管理がかんたん! さらに充実したサポート体制が無料で提供されます。レポート機能で視聴状況も一目で確認できるため非常に便利です。詳細な機能や料金プランについては、以下のサービス紹介資料からぜひご確認ください。
動画マニュアル作成なら、かんたん操作の「tebiki」がイチオシ
動画マニュアルを作成するなら、簡単で使いやすい「tebiki」がおすすめです。tebikiは直感的に使えるシンプルなデザインになっているため、パソコン操作に不慣れな現場担当者でもすぐに使いこなせます。また、クラウド上で動画マニュアルを一元管理しているので、作業手順の変更や新しい手順の追加も迅速に行えます。
▼動画マニュアル作成ツール「tebiki」紹介動画▼
ここでは、動画マニュアル作成ツール「tebiki」のおすすめポイントを5つご紹介します。
他とは違う◎tebikiのおすすめポイント
教育管理ができる
tebikiでは、「マニュアルを作って終わり」ではなく、効果の可視化や技術の定着向上が期待できる以下の機能を備えています。
テスト機能 |
テストをオリジナルで作成。単一選択式/複数選択式/記述式と回答形式が選べます。作成時に正解となる回答を入力できるため、自動採点も可能です。 |
レポート機能 |
ユーザーごとのマニュアル視聴状況などが可視化できる機能。アクセスされているマニュアルのランキングもわかるため、従業員がどの項目を理解していないのかも確認可能! |
タスク機能 |
「〇日までに画面操作マニュアルを閲覧してください」というようなマニュアルの閲覧指示を、指定のユーザーに送る機能。 |
▼レポート機能の表示例▼
多言語対応ができる
tebikiでは音声を自動認識して字幕を生成します。その自動生成される字幕を画面上のボタンで言語選択すると、自動的に100か国語へ翻訳されます。(自動翻訳はtebikiでつくった文書マニュアルにも対応可能◎)
母国語の字幕があることで、外国人スタッフや海外のローカルスタッフにリアルタイムで展開することが可能に。マニュアルの翻訳工数はゼロでありつつ、多言語に対応するマニュアルが完成します。
アップロード本数は無制限
多くの動画マニュアル作成ツールは、プランによって動画をアップロードできる本数が決まっています。tebikiでは安心して動画マニュアルを作成できるよう、どのプランにおいてもアップロード本数は無制限としています。
そのため、データ量を気にすることなく全業務のマニュアルを作成できる体制を構築でき、「導入後1年で1,300本以上の動画を作成した」などの声が導入企業より寄せられています。
セキュリティ対策が万全
マニュアル化する作業手順や業務のコツは、企業秘密の重要なノウハウです。動画ファイルが散逸したり、アクセスログの記録なく書き出しができたりする体制はリスクがあると言えるでしょう。tebikiで作成された動画マニュアルはクラウドに保存され、そのクラウドは国際規格ISO27001(情報セキュリティマネジメントシステム)を取得し、暗号化通信、監視ログ、IP制限などのセキュリティ対策が万全な体制がとられています。
ずっと続く無料の専任サポート
動画マニュアルは、いざ作ってみると「これでわかりやすいマニュアルになっているのだろうか」と心配になったり、ツールの使い方に不安を覚えたりするものです。tebikiでは作成前から作成後も、契約している間ずっと無料サポートが続き、マニュアルの共有や管理など運用の面でもフォローを受けられます。
定期的にミーティングを実施し、ビデオチャット(Zoom、Teamsなど)や電話、Eメールなどからも問い合わせでき、専任の担当者が対応する体制となっています。
tebikiには、まだまだ現場教育に便利な機能が搭載されています。より詳細な情報や料金プランについては、以下のサービス紹介資料からぜひご確認ください。
tebikiで動画マニュアルを作成した企業事例
動画マニュアルtebikiを導入し、作成から運用まで動画マニュアル活用体制を整備したことで大きな成果を得た企業の事例を3社ご紹介します。
より多くの企業事例と効果を知りたい方は、以下のリンクから導入事例集をぜひご覧ください。
株式会社GEEKLY
人材紹介事業を手がける株式会社GEEKLYでは、OJTを中心に人材教育を実施していましたが、トレーナーの教え方のバラつきや業務への負担が課題となっていました。結果として新人の営業数字にもバラつきが生まれ、トレーナーが所属するチームでは目標未達となるなど影響が出てしまうことに……。
動画マニュアルは文章では伝わりにくい部分をわかりやすく伝えられるため、動画を内製してみたものの、動画の保存先が散逸したりYouTubeでの動画管理はビジネスシーンでは難しかったりなど、動画作成後の運用面で問題がありました。
これらの点をクリアするtebikiを導入すると、OJTのトレーナーの教育工数を7割程度削減。年間にするとトレーナーの教育時間を約3,700時間削減できています。同時に、動画による教育で指導内容が統一化され、業務内容や営業品質のバラツキも解消されました。現在では、新人教育に加えて、営業ノウハウ/システム操作/管理業務など、幅広い業務をtebikiでマニュアル化しています。
株式会社GEEKLYの事例をより詳しく読みたい方は、以下からインタビュー記事をご覧ください。
▼関連記事▼
年間の新人教育時間を3,700時間削減。トレーナーの教育時間が大幅に減り営業成績も向上!
クマガイ特殊鋼株式会社
鋼板の専門商社であるクマガイ特殊鋼株式会社。同社では、作業要領書の改訂が追いつかず形骸化し、現場の教育は口頭によるOJTに依存するなどの状況があり、人材が多様化・流動化する経営環境において教育体制の改善が急務でした。
動画マニュアルやeラーニング教材を作成できるツールを導入したものの、定期的なサポートがないせいか、ほとんどマニュアルを作成することなく解約へ……。
改めてtebikiを導入し、新人教育のカリキュラムを手始めに作成し体系化すると、教育の質を向上させつつ教える側の負担を大きく削減。教わる側も、溶断機やレーザー加工機などを口頭で説明されるだけより、現場で撮影されたリアルな動画を見た方が圧倒的にイメージしやすくなります。
不良品数の削減に加え、社内の「学ぶモチベーション」が高まった効果も。tebikiで実技の学習を行えるようにした結果、溶接技術の資格試験に4名が試験に合格するなど、繰り返し学習が功を奏しています。
クマガイ特殊鋼株式会社の事例をより詳しく読みたい方は、以下からインタビュー記事をご覧ください。
▼関連記事▼
人材危機に立ち向かう創業100年以上の中小企業。tebikiの活用で教育体制の改革と多能工化を推進!
ASKUL LOGIST株式会社
「ASKUL」「LOHACO」の物流・配送機能を担うASKUL LOGIST株式会社では、OJTと紙の手順書で社員教育を実施していました。OJTでは指導内容のバラつきがあるため標準化を目指し手順書を作成するも、分厚い辞書のような手順書となり、なかなか内容の理解が進まないという課題がありました。特に外国人スタッフには言語や文化の違いによって、安全教育が浸透しない点が問題でした。
動きのノウハウをわかりやすく伝えるために動画マニュアルのtebikiを導入したところ、動画編集のノウハウも不要で簡単に動画を作成。補足説明の字幕も自動翻訳されるため、外国人スタッフが母国語で学習できるようになり、理解の定着度が上がりました。
物流業として「安全」をすべてに優先させる行動指針を取り決めており、tebikiのおかげで労働安全衛生法に基づいた行動の基本が成り立つようになりました。現在では全国の拠点すべてでtebikiを導入しています。
「OJT時間が短縮できただけでなく、理解度も各段に向上し、センター内で繰り返し実施していた教育がほとんどなくなった」と語るASKUL LOGIST株式会社の事例をより詳しく読みたい方は、以下からインタビュー記事をご覧ください。
▼関連記事▼
従業員数3,500名超・全国14拠点で動画マニュアルtebikiを活用
まとめ
動画マニュアルの作成をお考えの方に向けて、動画マニュアル作成に使えるWindows10のアプリをご紹介しました。いずれもWindows10に搭載され、無料で使えるアプリですが、共有や管理が煩雑でセキュリティ対策が不十分な面があったり、サポート体制がなかったりするので注意が必要です。
動画マニュアルは作って終わりではなく、作成した動画を適切に管理し更新していく運用面のことも考慮する必要があります。動画マニュアルを100%活用していくために、作成も運用も簡単な動画マニュアル作成ツールをおすすめします。
動画マニュアル作成ツールでおすすめなのはtebiki!視聴状況が可視化され、見た人の教育効果も確認できる仕様となっています。「どんな機能があるのか?」「誰でも簡単に操作できるのか?」など、具体的な機能や操作感をぜひ無料トライアルでお試しください。
今すぐクラウド動画教育システムtebiki を使ってみたい方は、デモ・トライアル申し込みフォームからお試しください。