2025.3.18 マニュアルの作り方

マニュアル作成会社の費用相場は?選び方や費用を抑えるポイント

tebikiサポートチーム
執筆者:tebikiサポートチーム

製造/物流/サービス/小売業など、数々の現場で動画教育システムを導入してきたノウハウをご提供します。

かんたん動画マニュアル作成ツール「tebiki」を展開するTebiki株式会社です。

業務で利用するマニュアルは、作業の手順を伝えるための辞書的な役割や新人教育など様々なシーンで活用されていますが、実際に作成しようとすると想像以上に時間がかかってしまったり、うまく作成できないなどの悩みを抱えている方も多いと思います。

社内でマニュアルの作成が困難な場合には、マニュアル作成会社に依頼するのも選択肢の1つです。しかし、依頼するとどの程度予算がかかるのか、業者選びに失敗しないためにはどうすればよいのかなど、様々な疑問があるはずです。

この記事では、マニュアル作成会社の費用相場や依頼できる業務、評判の高いマニュアル作成会社を紹介します。依頼を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

目次

マニュアル作成会社の費用相場

マニュアル作成会社に依頼する場合、発生する費用は各会社やどのようなマニュアルをどのくらい作るのかなど、様々な要因により変動します。

例えば、簡易的な作業内容を説明する数ページのマニュアルと、複雑な作業を数十ページでまとめたマニュアルとでは、後者の方が作成工数がかさむ/ヒアリングに時間を割くため、費用が高額になる傾向があります。

以下はマニュアル作成会社に依頼する際の一般的な費用相場です。あくまでも目安の相場ですので、本格的に依頼する際には見積もりを依頼して正確な費用を把握しましょう。

企画・設計

10万円~30万円

原稿作成

1万円前後/ページ

図表・写真・イラストなど

2,000円~1万円/1点

印刷製本

部数・綴り方によって変動

マニュアル作成会社に依頼するメリット

マニュアル作成会社に依頼する場合、費用がかかる分様々なメリットを享受できます。ここでは、具体的なメリットについて紹介していきます。

高品質なマニュアルを作成できる

マニュアルの作成には文章表現の正しさやレイアウトなど、専門的な知識も必要です。そのため、「業務内容は理解できているものの、中々作成が進まない...」という現象が発生します。

マニュアル作成会社は業務に対しての理解は依頼する時点ではないこともあるかもしれませんが、作成にあたり丁寧なヒアリングを実施して作成するため、高品質なマニュアルを仕上げてくれます。

何よりもこれまでに様々な業界のマニュアルを作成してきた実績があるため、読みやすくするための文章表現やレイアウト、カラーリングなどのノウハウやスキルは非常に高いので安心して依頼できるでしょう。

以下の記事では、わかりやすいマニュアルの作り方やコツをまとめています。見本となるテンプレも用意しているので、あわせてチェックしてみてください。

▼関連記事▼
見本テンプレ付!わかりやすいマニュアルの作り方とコツ。構成、レイアウト、作成ツールは?


マニュアル作成で発生するリソースを削減できる

マニュアル作成は通常業務と並行して行うため、担当者へ負担がかかってしまい、中々作成が進まないということが往々にしておこります。

一方、マニュアル作成会社に依頼することで、社内のリソースを外部にアウトソースできるため、作成担当者へ負担が発生しません。本来割くべき業務に担当者のリソースを投下できるため、社内の生産性や業務効率を落とすことなくマニュアルを作成できます。

社内のマニュアル活用が促進される

マニュアル作成会社では、マニュアルを納品するだけではなく、その後にマニュアルが活用されているのか、活用されていない場合には何が原因なのかなど、活用に向けた取り組みを実施してくれる場合もあります。

マニュアルは形骸化されがちな側面も持っており、作成しても活用が進まないことも多いです。社内での利用が活発化することによって、従業員ごとの作業への理解が深まり、社内の教育も充実するでしょう。

社内でマニュアルの活用が活発化されるには、作り方・運用方法を工夫するのが大切です。以下の記事で詳しく解説しているので、併せてチェックしてみてください。

▼関連記事▼
活用される社内マニュアルの作り方と管理方法は?Web化がおすすめの理由も解説

マニュアル作成会社に依頼できる業務

企業ごとに異なる場合があるものの、マニュアル作成会社に依頼できる業務は以下のようなものがあげられます。

  • マニュアルの新規作成
  • マニュアルの更新・改訂
  • 既存の紙マニュアルの電子化
  • マニュアルツールの導入支援


それぞれの具体的な業務内容について詳しく紹介していきます。

マニュアルの新規作成

社内でマニュアル化されていない業務や手順などについて、現状のヒアリングやフォーマットの策定などの段階を踏んで、一から新しくマニュアルの作成を依頼できます。マニュアルを新規作成する場合の流れは大まかに以下の通りです。

  • ヒアリング・現状分析:マニュアルに記載する内容や課題感などをヒアリング
  • マニュアルの内容を洗い出し:ヒアリング内容をもとに、マニュアルに落とし込む情報を整理
  • ガイドラインの策定:トンマナや情報の粒度を揃えるガイドラインの策定
  • 骨子作成:マニュアルの骨組みとなる骨子を作成
  • 本文作成:骨子に沿って詳細となる説明や図解、画像などを肉付け
  • 納品:修正点がある場合には順次対応


なお、多言語対応が可能なケースも多く、社内に外国人スタッフがいる場合でも問題なく活用できます。閲覧方法についても、紙やWebなど社内の状況に応じて依頼することも可能です。

マニュアルを新たに作成する上で、専用の作成ツールの活用もおすすめ。tebiki現場教育」では文書マニュアルの作成はもちろん、動画マニュアルの作成もカンタンにできるのが特徴です。作業手順書の作成工数を1/3に削減・標準化によって生産性を67%向上など、製造現場のさまざまな課題解決を実現している事例もあります。

具体的な機能紹介やプラン、活用事例などは、以下の資料もご覧ください。

>>かんたん動画マニュアル作成ツール「tebiki現場教育」サービス資料を見てみる

マニュアルの更新・改訂

作業内容の変更や法改正による社内規定の変更など、社内にあるマニュアルの内容に変更があった場合、変更点に応じてマニュアルの更新や改訂を依頼することも可能です。変更内容に応じて、適切な形で迅速に更新作業にあたってくれます。

また、業務内容が細々と変更しているのに対して、マニュアルの内容が更新されておらず、業務内容とマニュアルに乖離がある場合にも更新作業を依頼することもできます。

マニュアルの改訂や更新をどのように進めるべきかわからない方は、改訂の流れや「履歴」の書き方をまとめている以下の記事もご覧ください。

▼関連記事▼
【マニュアル改訂方法】表紙の書き方から履歴の残し方まで!目的も解説

既存の紙マニュアルの電子化

既存の紙で作成しているマニュアルを電子化して、Web上で閲覧できる状態にする依頼も可能です。

紙マニュアルの場合、情報が増加するにつれてページ数が膨大になり、どこにどの情報が記載されているのかがわからなくなります。また、紛失につながる可能性も十分に考えられます。

電子化することで検索性の向上や管理コストの低減、紛失の防止など様々なメリットが得られるでしょう。

電子マニュアルの作り方は以下の記事で詳しく解説しています。電子マニュアルのメリットや作り方、会社による向き不向きをわかりやすくまとめています。

▼関連記事▼
「電子マニュアル」の作り方7つの手順!無料ツールやサンプルも

マニュアルツールの導入支援

マニュアルの作成では、Word・PowerPointなどが用いられている一方、近年ではマニュアル作成ツールも様々な種類がリリースされており、導入を検討されている方もいるかと思います。

そんな方に向けて、マニュアル作成ツールの導入の提案や導入支援をしている企業もあります。ニーズに応じて、最適な機能やプランを提案し、操作方法や作成するコツなど丁寧に伴走して支援が期待できるでしょう。

【失敗しない】マニュアル作成会社の選び方

マニュアル作成会社は非常に数が多く、各社によって特徴やサービス内容が異なるため、明確な基準を持った上で選ばないとミスマッチが発生するリスクがあります。

ここでは、マニュアル作成会社の選定に失敗しないための選び方について紹介していきますのでぜひ参考にしてみてください。

依頼できる業務範囲で選ぶ

企画や構成、デザイン、印刷、社内で活用促進まで一貫したサービスを提供する会社がある一方で、特定の工程のみを担当する会社もあります。そのため、依頼したい内容と対応している業務範囲に相違がないかという視点を持っておきましょう。

例えば、新人教育向けのマニュアルを作成している場合、テキストや挿絵のみだと読み手に負担がかかってしまい、効率的な教育ができないリスクがあります。漫画や動画などを活用したマニュアルであれば視覚的に情報を得られるため、より深い学びを得られるはずです。

費用で選ぶ

マニュアル作成会社の費用相場の見出しでも紹介した通り、各社によって費用体系は異なります。おおよその費用がHP上に記載されている場合、HP上には費用が記載されておらず、見積もりを出さないと具体的な費用がわからない場合があります。

依頼先の企業によって作成費用には違いがあるので、自社の予算がどの程度なのか、その予算に適した費用で作成してくれる企業はどこなのかしっかりと見極めましょう。

制作実績で選ぶ

これまでにどのような種類のマニュアルを制作した実績があるのかチェックしておきましょう。依頼を検討している種類のマニュアルを制作した実績があれば、検討材料の一つになります。

また、自社と同じような企業規模、業務領域を担当した実績があれば、依頼するイメージも持ちやすくなるはずです。

外注or作成ツールで内製するかで選ぶ

ここまでに紹介してきた基準とは異なりますが、そもそも外注すべきか、マニュアル作成ツールを導入して内製するのかという点も比較検討してみましょう。

昨今では、専門的な知識やスキルが不要で直感的に操作ができ、カンタンにマニュアル作成ができる専用のツールも多くリリースされています。

専用のツールを利用すれば、外注するのに比べて作成費用を抑えられる点が大きなメリットです。一方で、大量のマニュアルが必要な場合、いくらカンタンに作成できても物理的に時間がかかってしまい、担当者のリソースが生じます。どの点を重視して作成を進めるのかをしっかりと整理し、比較検討を進めてみましょう。

なお、作成ツールの導入を検討している方は、以下の動画マニュアル作成ツールを比較できる資料もあわせてご覧ください。

おすすめのマニュアル作成会社

ここでは数あるマニュアル作成会社の中から、おすすめのマニュアル作成会社を厳選して紹介していきます。

Dojo(株式会社テンダ)

株式会社テンダは、同社が提供するマニュアル作成ツール「Dojo」の導入とあわせて、マニュアル作成の代行やコンサルティングサービスを提供しています。

マニュアル作成の課題やニーズに合わせて、豊富な経験と18年以上のノウハウを持つ専門スタッフが、完全請負型・常駐型で作成を支援。WordやExcel、PowerPointなどの様々な形のコンテンツ作成に対応し、視聴できるデバイスについても紙・スマホなど柔軟に対応してくれます。

また、業種や企業規模を問わずに幅広く活用されている実績もあり、安心して利用できる点も魅力です。同社サービスの費用や特徴などの詳細については、こちらをご覧ください。

マニュアル制作.com(第一資料印刷株式会社)

マニュアル制作.comは、第一資料印刷株式会社が提供している企業のマニュアル制作専門サービスで、業務マニュアルや教育マニュアル、営業マニュアルなど、幅広い種類のマニュアル制作をサポートしています。

明確な料金体系を明示しているのも特徴で、作業の開始から完了までにかかる所要時間を根拠として見積もりを算出してくれるため、依頼する業務と自社で対応する業務を調整することで、予算にあわせて制作費用を抑えることも可能です。同社サービスの特徴や料金体系を詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。

おすすめのマニュアル作成ツール

【失敗しない】マニュアル作成会社の選び方」でも説明したように、外注だけではなく作成ツールを活用して自社で内製するのも一つの選択肢です。

ここでは、カンタンな操作が特徴のマニュアル作成ツールを紹介していきます。

tebiki現場教育(Tebiki株式会社)

tebiki現場教育は、Tebiki株式会社が提供している動画マニュアルを作成できる現場教育ツールです。スマートフォンで撮影した作業風景の音声を自動で認識して字幕を生成できるので、カットや静止などの最小限の編集作業で動画マニュアルを作成できます。

文章や画像だけでは伝えにくい動きを視覚的に学べるので、視聴者ごとの理解度が統一されて、業務品質の標準化や多能工化を推進することが可能です。また、アクセス履歴や習熟度を可視化でき、従業員ごとの理解度のバラつきも防止できます。特徴や機能を詳しく知りたい方は、3分でわかるtebiki現場教育のサービス資料をご覧ください。

>>3分で分かる『tebikiサービス資料』を見る

Dive(エピソテック株式会社)

Diveはエピソテック株式会社が提供している動画・AR手順書システムです。「最小限の労力で」「多くの暗黙知を形式知化し」「新任者の独り立ちの機会を創出」という、課題へのアプローチをDiveによるデジタルの技術伝承で実現できます。

眼の前の業務に手一杯で現場の限られた時間内の中で、「技術伝承に時間がとれない...」という課題解決が実現するでしょう。同社が提供しているDiveの費用や特徴などの詳細については、こちらをご覧ください。

COCOMITE(コニカミノルタ株式会社)

COCOMITEは、コニカミノルタ株式会社が提供しているオンラインでマニュアルを作成・運用ができるサービスです。固定フォーマットに沿って、文章・画像・動画・ファイルを入力することで、誰でもわかりやすいマニュアルを作成することが可能です。

AIを活用した作成アシスト機能や充実の検索機能で、作成・検索時間を1/3に低減。マニュアルを作る人、見る人両方の負担と工数を削減します。ナレッジの集積・共有をスムーズにすることで業務の属人化解消に貢献。多店舗業態、アウトソーシングサービス、生産現場等で活用が進み、部門を超えた全社導入まで実現可能なサービスです。

同社が提供しているCOCOMITEの費用や特徴などの詳細については、こちらをご覧ください。

まとめ

この記事では、マニュアル作成会社に依頼する場合の費用や選び方などを解説しました。マニュアルの作成には非常に多くの時間が発生するため、依頼することで社内のリソースをコア業務に注ぐことができる、高品質なマニュアルを作成できるなどの恩恵を受けられます。

 

しかし、各社によってサービス内容や特徴、費用感などが異なるので、しっかりと比較検討をして最適な企業を選んでみてください。

クラウド動画教育システムtebiki

今すぐクラウド動画教育システムtebiki を使ってみたい方は、デモ・トライアル申し込みフォームからお試しください。

カテゴリー: マニュアルの作り方