2024.6.5 動画マニュアルの作り方

動画マニュアルにナレーションは必須?簡単に作成する方法とは

tebikiサポートチーム
執筆者:tebikiサポートチーム

製造/物流/サービス/小売業など、数々の現場で動画教育システムを導入してきたノウハウをご提供します。

視覚的にわかりやすいという特徴を持つ動画マニュアルに「ナレーション」を追加すると、聴覚的により多くの情報を提供できます。

この記事では、動画マニュアルにおけるナレーションの必要性や、作成時にナレーションをいつ挿入するかなど、詳しく解説します。ナレーションを簡単に追加する方法や、ナレーション入りの動画マニュアルのサンプルなどもご紹介します。

「動画マニュアルの導入を考えているけど、作り方がわからない」という方は、以下のガイドブックもご覧ください。これまで何社ものマニュアル運用をサポートしてきたtebikiだからこそお伝えできる「作成の秘訣」が盛りだくさんとなっています。

 

目次

動画マニュアルにおけるナレーションの必要性

「動画」というだけで伝えられる情報は多いため、必ずしもナレーションが必要というわけではありません。しかし、ナレーションを追加すると、よりわかりやすい動画マニュアルになるため、基本的にナレーション追加をおすすめします。具体的には、次のようなメリットがあります。

動画の内容を補足でき、理解度を高められる

映像だけでは伝わりにくいコツがあれば、ナレーションで情報を補足できます。

たとえば、1つの箱に複数の商品を詰める動画の場合、商品を入れる順番はわかるものの、なぜその順番なのかは説明をしないとわかりません。「大きくて重いものを1番下に入れ、その上に軽いものを並べます」といったナレーションが入ると、動画内容の補足となり、見る人は詰め方とその理由が理解できるでしょう。

興味や関心を惹き付けられる

ナレーションの声や言い方次第で、見る人の興味や関心をより惹き付けることができます。

たとえば、正しい例と間違っている例を紹介する場合、間違っている例で「こうすると棚が倒れやすくなり大変危険です!」と強い口調で言われると印象に残りやすくなりますよね。ナレーションがあれば、動画の内容をより印象づけられるでしょう。

動画を見ていない瞬間にも情報を伝えられる

ナレーションがあれば、動画から目を離しているときでも、耳から情報を取得できます。

作業しながら動画マニュアルを見る場合、目を離す瞬間もあるでしょう。また、狭い場所での作業で動画が見にくいケースもあるかもしれません。そういった場合、ナレーションによる説明があると、耳から大まかな情報を得られます。

サンプルあり!どんな動画マニュアルにナレーションが有効?

動画マニュアルは、業務手順や安全ルールなどをわかりやすく説明できるツールですが、ナレーションを入れることでさらに効果が期待できるのは、具体的にどんな動画マニュアルでしょうか。

新人受入時のOJTマニュアル

新人は、業務について全くの初心者であるため、業務で使われる言葉についてもわかりやすく説明する必要があります。そこで、動画にナレーションが入れば、動画に映るものの名称や呼び方を理解できるようになるでしょう。

作業手順

▼動画マニュアルのサンプル:ポンプ締め▼
(音量にご注意ください)

 

上のサンプル動画のように、ナレーションで情報をフォローすると、作業の標準化がより可能になります。画面から目を離して作業する場合も、丁寧なナレーションが入っていれば、内容を理解しやすくなります。

概念的な内容

▼動画マニュアルのサンプル:飲食店経営と衛生管理▼
(音量にご注意ください)

 

企業理念やビジョンなどといった概念的な内容も、ナレーションで補足説明することで内容が伝わりやすくなり、集中力を保ったまま動画を視聴できるでしょう。

以下の記事では、実際に企業で活用されているより多くの動画マニュアルのサンプルをご覧いただけます。動画マニュアル作りの参考として、併せてご覧ください。

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【業界別26社】動画マニュアルの事例とサンプルを多数ご紹介!参考ポイントや作り方も解説

ナレーションはいつ入れる?動画マニュアルの作成手順

動画マニュアルの基本的な作成手順は、以下の通りです。

  1. 目的やゴールを明確にする
  2. 必要な要素を洗い出す
  3. 構成案の作成
  4. 台本を作成
  5. 必要な機材の準備
  6. 動画を撮影 ★(ここでナレーションを追加)
  7. 動画を編集 ★(ここでナレーションを追加)


ナレーションは、
「動画の撮影時」や「動画の編集時」に追加すると良いでしょう。ナレーションを吹き込むときのコツは、この後『わかりやすい動画マニュアルにするためのナレーションのやり方』の章で解説します。

動画マニュアルの作成手順をより詳しく知りたい方は、別記事の『失敗しない動画マニュアルを誰でも簡単に作成する6つのポイント、作成手順や活用事例集 』か以下の導入ガイドブックを併せてご覧ください。

動画マニュアル「tebiki」ならナレーション追加がかんたん!

動画編集ソフトや動画マニュアル作成ツールは数多く開発されていますが、中でも動画マニュアル作成ツールtebikiは、とにかく簡単に作成から共有まで完了できます! ここでは、tebikiでのナレーションの追加方法2つをご紹介します。

パターン① 撮影時や編集時に声を吹き込む

撮影時に吹き込む声を活かせるのはもちろんのこと、編集時に音声を上書きして、新しくナレーションを追加することが可能です。建設業や製造業の現場では、作業音が大きく声を拾いにくいということもあるでしょう。音声上書きはそのようなときに大活躍してくれます。

▼編集時に声を吹き込んでいるサンプル動画▼
(音量にご注意ください)

 

パターン② 字幕で入れた文章の自動読み上げ機能

tebikiでは、字幕読み上げ機能があるため、動画の編集時に字幕を挿入すれば、読み上げさせることができます。「自分の声で収録するのが恥ずかしい」「複数の動画マニュアルでナレーションの声を統一したい」などにおすすめの方法です。

読み上げは日本語だけではなく、合計15言語で可能。外国籍スタッフの教育にもぴったりです。

他にも盛りだくさん!tebikiを導入する嬉しいメリット

tebikiはナレーションの入れやすさだけでなく、動画マニュアルの作成から運用まで「誰でもかんたんに作れる」「わかりやすく見られる」を実現できるツールとなっています。どのようなメリットがあるのか見てみましょう。

▼動画マニュアル作成ツール「tebiki」紹介動画▼

 

編集は誰でも直感的に行える

tebikiはシンプルな操作画面になっており、動画編集をした経験のない人でも直感的に操作できるよう開発されています。

導入いただいている企業からは、「パソコン操作すらわからないところから始めたけれど、操作がとてもわかりやすくて安心しました」などの声をいただけるほど、誰でも簡単に編集を行えます。

吹き込まれた声は、自動で字幕に生成

音声を自動認識して字幕を生成する機能により、ナレーションとして吹き込まれた声は、自動で字幕となり、画面でも文字として見ることができます。もちろん、自動生成された字幕は、自由に編集可能です。

字幕は自動で100か国語に翻訳可能

字幕は自動で100か国語に翻訳可能


画面上のボタンで言語を選択すれば、動画に追加した字幕は自動的に100か国語へ翻訳されます。動画と母国語の字幕の両方があることで、
外国人スタッフの理解度が高くなるでしょう。自動翻訳機能により、翻訳工数がゼロになったという声もいただいています。

習熟度を可視化できるので、運用もしやすい

習熟度を可視化できるので、運用もしやすい


レポート機能により、
誰が/いつ/どのくらいマニュアルを視聴したのかが可視化され、個人の業務習熟度を把握することが可能に。「マニュアルの閲覧頻度が多く視聴時間が長い社員は、高いパフォーマンスを発揮する傾向がある」といった分析にも活用できます。

さらに、オリジナルのテストを作成できるテスト機能も搭載。教育した内容をどれだけ理解できているか、自動採点で確認できます。(自動採点はあらかじめ答えを入力していた設問のみ)

tebikiについてより詳しく知りたい方は、以下の「3分でわかるtebiki」というサービス解説資料をご覧ください。ここではお伝えしきれていない機能や特徴をご紹介しています。

tebikiで動画マニュアルを作成した事例と効果

tebikiを使ってわかりやすい動画マニュアルを作成し、課題を解消した事例を3つご紹介します。

より多くの企業事例と効果を知りたい方は、別記事『【業界別26社】動画マニュアルの事例とサンプルを多数ご紹介!参考ポイントや作り方も解説』か、以下の事例集をご覧ください。事例集は異なる7つの業界の事例をまとめてご覧になれます。


教育工数を7割削減、動画マニュアル効果で会社全体の営業成績も向上:株式会社GEEKLY

人材紹介事業を行う株式会社GEEKLYでは、紙マニュアルとOJTによる人材教育を行っていました。しかし、トレーナーの教え方によりバラつきがあることや、教育負担から目標が未達になることがあったそうです。

教育負担軽減のために、動画マニュアルの導入に踏み切ったものの、運用面で問題が発生……。そこで、作成した動画を集約でき簡単にマニュアル作りができるサービスを探したところ、tebikiの導入に至りました。

tebikiの導入後は、新人教育の体制が抜本的に変わり、OJTの7割近くをtebikiに置き換え、トレーナー教育工数を7割程度削減できました。従来のOJT教育では、新人社員が独り立ちするまでトレーナーは150時間ほど教育に時間を割いていましたが、45時間程度へと激減しています。新人指導のトレーナーがいるチームは目標未達になる課題が解消されたほか、動画による教育で指導内容が統一化され、業務内容や営業品質のバラつきも解消されました。

tebikiを活用し、新人教育のみならず営業ノウハウ/システム操作/管理業務などさまざまな業務をマニュアル化することに成功した株式会社GEEKLYの事例について、詳しくは以下のインタビュー記事もご覧ください。

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年間の新人教育時間を3,700時間削減。トレーナーの教育時間が大幅に減り営業成績も向上! 

30分で手順書の作成が完了!編集が簡単だからこそできた工数削減:アサヒ飲料株式会社

「カルピス」「三ツ矢」など、誰もが知る有名ブランド飲料を製造するアサヒ飲料株式会社では、紙の手順書とOJTによって人材教育を実施していました。しかし、作成の負担や教育担当者の教え方がバラついているなどの課題があり、動画マニュアルの導入を検討しました。導入検討時には4社ほど比較し、「操作が簡単」ということが決め手になりtebikiを導入。

導入後は、数日かかっていた手順書作成が1本あたり30分程度にまで削減成功! 個々の作業者が培ってきたコツなども洗い出せて、新人の早期独り立ちが可能になりつつあるという効果も出ているそうです。さらに、tebikiのサポートチームが運用面までフォローしていることも大きな魅力とおっしゃっていただいています。

効率的な教育体制を実現させた、アサヒ飲料株式会社の事例の詳細は、以下のインタビュー記事もご覧ください。

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OJTや手順書作成工数を大幅に削減!熟練者の暗黙知も動画で形式知化 

動画によるノウハウの可視化と共有で、理解度向上と教育コスト削減を実現:サッポログループ物流株式会社

サッポログループ企業を中心にさまざまな企業の商品の安定的な輸配送を手がけるサッポログループ物流株式会社では、業務の属人化が起こっていました。紙マニュアルに頼れないことで内容を更新する意識が薄れ、マニュアルが古くなりOJTに頼らざるを得ず、さらに属人化や業務品質のバラつきが生まれてしまう状態に……。

複数の動画マニュアルツールを並行して運用したところ、tebikiは動画編集などの操作性が抜群に良く、現場での運用に必要な機能が揃っている点に魅力を感じて、導入に至りました。

紙マニュアルの作成に2〜3時間かかっていたものがtebikiなら30分前後になり、作成工数を約3割まで削減。動画であれば動きや業務全体の様子がそのまま伝わるので、文章を考える必要がなく普段のOJTを撮影するだけで済みマニュアル作成の負担が一気に軽くなりました。また、1か月間で20時間ほどのトレーナーによるOJT時間を削減できています。

さまざまな場面でtebikiを活用するサッポログループ物流株式会社の詳しい事例は、以下のインタビュー記事をご覧ください。

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物流現場の動画マニュアル導入事例│物流現場のノウハウを動画で可視化!ロジスティクスの生産性を上げるため人材教育の課題に挑む

わかりやすい動画マニュアルにするためのナレーションのやり方

見る人にとってわかりやすい動画マニュアルにするためには、ナレーションの入れ方や話し方を工夫するとよいでしょう。ポイントを4つご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

動画の内容とナレーションの情報を一致させる

動画の「視覚情報」とナレーションの「聴覚情報」が一致することで、情報を複数の感覚を通じて受け取れます。これにより、理解が深まり、情報が脳に定着しやすくなるでしょう。ナレーションで情報を補足するのは良いことですが、情報を詰め込みすぎて、動画の内容と乖離しないようにしてください。

シンプルで簡単な言葉を用いる

難解な表現や意味が複数あるような言葉を使うと、見る人は一瞬意味を考えてしまい、内容をつかみづらくなります。ナレーションでは、シンプルで簡単な言葉を使うようにしましょう。わかりやすいかどうかは声に出して読んでチェックするのがおすすめです。

要点をまとめて、一文を短くする

長い文章は、いろいろな意味が入り込んできます。1つの文章の中で伝えたい要点は1つに絞り、一文をできる限り短くすると、伝わりやすいナレーションになります。

滑舌良くハキハキと発声する

せっかくナレーションをつけても、聞き取りづらければ意味がありません。ナレーション収録時は、はっきりと発生して聞き取りやすくしましょう。ハキハキと発声するには、文章の始まりから終わりまで丁寧に発声するのがおすすめです。

まとめ

動画マニュアルにナレーションを入れる必要性や、どんな動画マニュアルにナレーションを入れるとよいかをご説明しました。ナレーションを入れることで、動画の内容を補足し、見る人の関心を惹けるため、理解度向上の効果が期待できます。また、作業中などで画面を見られない瞬間でも、耳でナレーションを聴くことで、おおよその内容をつかめるメリットもあります。

動画マニュアルへのナレーション挿入を簡単にする方法として、動画マニュアルtebikiをご紹介しました。tebikiでは、「声を吹き込む」ほか「字幕として挿入した文章を読み上げる」機能があり、簡単にナレーションを追加できます。ナレーション追加以外にも、現場教育に必要な機能がもりだくさん。動画マニュアルの作成や運用に、ぜひtebikiをご活用ください。

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