2021.3.26 動画マニュアルの作り方

動画マニュアルに英語の字幕追加・翻訳する手順とおすすめのソフトをご紹介

tebikiサポートチーム
執筆者:tebikiサポートチーム

製造/物流/サービス/小売業など、数々の現場で動画教育システムを導入してきたノウハウをご提供します。

近年、海外企業の日本進出、外国人技能実習生など、日本国内での外国人スタッフの雇用が増えており、外国人スタッフへの教育も重要になってきています。しかし、日本語が堪能という人ばかりではないため、細かい日本語のニュアンスまでは、なかなか伝わらないというのが現状ではないでしょうか。

そんなときは、スマートフォンなどで動画を撮影し、動画をマニュアルとして教育に使うことで、言葉ではできなかった細かい部分を補うことができます。さらに、マニュアルに英語の字幕を追加することで、日本語が分からない外国人スタッフも理解しやすくなります。

目次

動画マニュアルに英語の字幕を入れる方法

スマートフォンなどで撮影した動画、すでにお持ちの動画マニュアルに自分で英語に翻訳して字幕を入れることで、英語の動画マニュアルを作成することができます。

 

無料の字幕生成ソフトVrewと翻訳Webサイトで英語字幕を入れる方法

おすすめの英語字幕を入れる方法は、「Vrew」という無料ソフトと翻訳Webサイトを使ったやり方です。Vrewは少ない操作で動画から字幕を生成してくれる無料の字幕生成ソフトです。Vrewのみでは英語字幕は作成できないため、翻訳Webサイトと併用して動画に英語字幕を入れます。

 

【手順1 Vrewで音声をテキスト化する】

動画をVrewに日本語動画としてインポートすると、動画内で話している言葉を人工知能が音声認識し、話している言葉をテキストで自動生成してくれます。生成されたテキストが実際の音声の内容と違う場合もありますので、修正が必要です。

Vrewで自動生成されたテキスト

【手順2 翻訳Webサイトで日本語字幕を英語に翻訳】

Vrewで日本語字幕ができたら、翻訳Webサイトで日本語字幕を英語に翻訳します。翻訳Webサイトでおすすめなのは「Google翻訳」と「DeepL」の2つです。

 

Google翻訳

Google社が提供する翻訳Webサイトです。左枠内に日本語字幕を入力またはテキストをコピー&ペーストすると、右枠に翻訳結果が表示されます。
Google翻訳で英語に翻訳した結果

DeepL

知名度はGoogle翻訳に劣りますが、自然な翻訳ができる翻訳Webサイトです。使い方は、Google翻訳と同じく左枠内に日本語のテキストを入力するだけで、右枠に翻訳結果が表示されます。

DeepLで英語に翻訳した結果

実際に同じ日本語をそれぞれのWebサイトで英語に翻訳してみると、翻訳結果に若干の違いがあることが確認できます。

 

日本語テキスト
まずは工具の説明をしますね。

Googleでの翻訳結果
First of all, I will explain the tools. 

DeepLでの翻訳結果
I'll explain the tools first. 

 

どんな違いがあるかというと、DeepLの方がカジュアルな会話に強い印象があります。動画マニュアルの中で、会話口調で説明することがありますが、このときにDeepLの方が役に立つ可能性があります。

【手順3 英語の翻訳結果を日本語字幕と差し替える】

日本語字幕を英語に翻訳した後、翻訳結果をコピー&ペーストしてVrewの日本語字幕と差し替えることで英語字幕入りの動画マニュアルが完成します。動画の左上にVrewのロゴマークが表示されますが、これは編集の段階で削除することも可能です。

英語字幕が入った画面

以上の手順で字幕作成ソフト「Vrew」と翻訳Webサイトを使って英語字幕付きの動画マニュアルが作成できます。パソコンの操作が得意、時間に余裕があるという方は費用をかけずにできるのでおすすめですが、字幕の編集作業は手間と時間がかかるため、時間がなかなか取れない方にはおすすめできません。

 

YouTubeで自動翻訳する

YouTubeを使えば、日本語を自動で英語字幕を表示・追加することができます。ただし、YouTubeの字幕追加や自動翻訳機能は、動画そのものに追加・表示されるのではなく、YouTube上の動画に追加・表示されるものです。つまり、YouTubeで公開する動画に限られるということです。

加えて、公開・非公開・限定公開の設定を間違えてしまうと自社のノウハウを世界に公開してしまう危険性があり、また動画マニュアルの閲覧中に広告が入ったり、関係のないおすすめ動画がレコメンドされたり、業務に集中できなくなりますので、YouTubeで動画マニュアルを運用するのはおすすめできません。

 

翻訳会社に依頼する

ソフトの操作が難しい、英語に自信がない方は翻訳会社に依頼して作成することをおすすめします。

【日本語動画から英語字幕を作成した際の相場】

動画時間、動画内容により異なりますが、相場は動画1本あたり60,000円~が多いです。動画1本分の金額ですので、動画マニュアルの本数分だけ費用が発生します。

翻訳会社

金額

納期

B社

70,000円~

2週間程

J社

60,000円~

2週間程

T社

30,000円~

1週間~1ヶ月半

(ピナクルズ社調べ 2021年3月20日)

翻訳会社に英語字幕の作成を依頼する場合は、Webサイトで依頼したら終わりではありません。事前打ち合わせ、見積り、動画の提供、発注、制作、内容確認など、複数の工程を経なければならないので、手間と時間がかかってしまいます。


【翻訳の正確性はどう担保するのか】

費用を払って翻訳してもらうので、翻訳内容に正確性も求めたいところですが、翻訳実績は多くあっても、あなたの業務の専門家ではありません。専門的な業務知識がどの程度あるかは翻訳会社によります。動画の内容や専門用語を事前に説明し、理解してもらい、打ち合わせの際に翻訳実績を確認するなど翻訳できるかどうかチェックする必要があります。

 

【翻訳会社に依頼する場合の注意点】

業務内容の変更や現場で利用しているツールの変更などがあると、その動画マニュアルは使えなくなってしまいます。その度に翻訳会社と調整して、作り直すと費用がかさみます。そのため、作成する動画マニュアルを限定する必要もでてきます。

動画マニュアルに英語の音声を入れる方法

英語字幕ではなく英語音声を動画マニュアルに入れたい場合は、Windowsの「フォト」、iPhoneの「iMovie」を使えば英語音声入りの動画マニュアルを作ることができます。

【事前に用意しておくもの】

・動画マニュアルのデータ

・吹替音声データ

【英語音声の取得方法】

・英語が話せる人にアフレコしてもらう

・翻訳会社に音声データだけ作成してもらう

・翻訳ソフトで日本語から英語に翻訳し、読み上げ機能で再生中にボイスレコーダーで録音する

 

Windows フォト

Windowsパソコンに既存でインストールされている「フォト」を使い、動画の元の音声を消し、上から音声を入れることができます。詳しくは下記をご参照下さい。

Windows フォトで動画の音声を消す(カットする)方法

Windows フォトで動画にBGMをつける方法

 

iMovie

iPhoneやiPadの「iMovie」を使い、動画の元の音声を消し、上から音声を入れることができます。詳しくは下記をご参照下さい。

iMovieを使って、iPhoneで動画の音声を消す(カットする)方法

iMovie で音楽、サウンドエフェクト、アフレコを追加する

 

ただし、英語が話せるスタッフにアフレコを頼む場合は、音声作成に時間が取られてしまい、本来やるべき仕事に支障がでる可能性があります。

また、自動翻訳の読み上げ機能を使って英語の音声を入れると、動画の長さに合った速度では読み上げてくれないため、動きと音声が合わないという不自然な動画マニュアルが作成されることもあります。

動画マニュアルを英語に翻訳する重要性

高まる英語の重要性

様々な国籍の人が一緒に働く企業では、ビジネス上の共通言語として英語が重要な役割を果たします。国籍が違えば母国語も違います。英語を公用語、準公用語とする国は50ヶ国以上あるので、母国語が違う社員同士がコミュニケーションを取るための言語として英語が選択されることは多いと思います。また、日本で働く外国人が増加傾向にある昨今、動画マニュアルを英語に翻訳する重要性はますます高くなるといえます。

出典:「資料2‐2 小学校における英語教育についての審議に関する参考資料」(文部科学省)

 

英語以外の言語への翻訳

一方で、英語以外の言語への対応も重要な課題となりつつあります。少子高齢化で国内のマーケットが縮小している企業の販路開拓のため、海外への拠点進出も盛んです。近年では特にタイが増加していますが、日系企業といえど社員はローカルスタッフです。英語が話せる人もいるとはいっても、母国語の方が理解しやすいはずです。

日本国内における2019年のビザ発給数は約827万、そのうち就労ビザ発給は約30万人と外国人スタッフも増加していますが、ベトナムに続き、中国、フィリピン、インドネシアと母国語が英語ではない国が多いため、動画マニュアルは英語だけではなく、多言語に対応できるものが良いといえます。

出典:「令和元年(2019年)ビザ(査証)発給統計」(外務省)

まとめ

動画マニュアルを無料ソフトで英語に翻訳、翻訳会社に依頼、音声を入れる方法をご紹介しましたが、この先、社員教育に必要になってくる動画マニュアルは、英語だけでなく、複数の言語に対応しなければならない場合も出てきます。

翻訳Webサイトを使って様々な言語に翻訳した字幕入りマニュアルを作成するためには、手間と時間がかかります。YouTubeを使えば自動翻訳機能を使って複数の言語に翻訳できますが、機密情報の公開リスクや運用方法の検討が必要になります。翻訳会社に依頼することもできますが、オペレーションや現場のツールが変わる度に更新の手間と費用が発生します。企業の教育として利用するには、いずれも現実的ではありません。

動画マニュアルの利点は、文字や言葉で表現しにくいことを映像で補完できることです。しかしながら、動画マニュアルの制作や翻訳に手間や時間が取られていては業務に支障がでますので、限られた時間でかんたんに作成できると良いでしょう。

tebikiを使えば動画マニュアルの字幕は自動翻訳

現場向け動画教育システム「tebiki」なら自動翻訳機能により、ボタン1つで100ヶ国語の字幕をつけることができます。様々な国の社員がいても手間と時間をかけて翻訳する必要はありません。

誰でもかんたんに操作できるので、オペレーションや現場ツールに変更があった場合も、日々新しいマニュアルに差し替えて使い続けることができる、動画マニュアルソフトです。


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