執筆者:tebikiサポートチーム
製造/物流/サービス/小売業など、数々の現場で動画教育システムを導入してきたノウハウをご提供します。
iPhoneなどで動画を撮影する際に画質の設定で「720p」と「1080p」があります。2つにどんな違いがあるのか簡単にご紹介します。まずは、こちらの動画をご覧ください。前半部分は、1080pで撮影したもの、後半部分は720pで撮影したものです。違いを見比べてみていかがでしょうか?
今回、動画によるマニュアル作成を目的に画質を調べている方は、以下の『はじめての動画マニュアル作成ガイド』も併せてご活用ください。
画質設定「720p」と「1080p」の違い
それでは、それぞれの違いについて解説していきます。
まず一般的な定義は以下です。
- 「ハイビジョン(HD)」と呼ばれる画質が720p
- 「フルハイビジョン(フルHD) 」と呼ばれる画質が1080p
呼び方の違いとしては「フル」が付くか付かないか、ということになります。
画質に関して、720pでも十分綺麗な画質ですが、1080pはブルーレイのフルハイビジョンでも使われている非常に綺麗な画質です。しかし、スマートフォンで見比べると、ほとんど違いを感じません。パソコンで見ても、大きな違いは感じられません。本記事の動画をご覧頂くと、あまり違いを感じなかったのではないでしょうか。
業務用マニュアルで使う場合
動画の画質は、通常「720p」で問題ありません。
ただし、指先の細かい作業や、計器の目盛りを確認する動画など、細かい作業や動きを映す場合には、720pでは画質が粗く、見えづらくなることがあります。
※動画マニュアル作成の様々なノウハウを「動画マニュアルの作成方法まとめ」で、実際に企業で使われている動画を「動画マニュアルの事例・サンプル」公開しています。
ちなみに「p」とは?
pの定義について説明します。
- 「p」はプログレッシブスキャン(progressive scan)
画像表示は「走査線」と呼ばれる水平線を上から順次描画することで実現できます。
上から 1 ラインずつ描画するのが「プログレッシブ方式」です。この方式で描画するフォーマットを「720p」や「1080p」のように表記します。
「プログレッシブ方式」の他に「インターレース方式」もあります。奇数のラインと偶数のラインを交互に描画する方式で、「720i」や「1080i」のように表記されます。インターレース方式はプログレッシブ方式に比べて、動きの速い映像に向いています。ですので、パソコン等の動きの少ないものはプログレッシブ方式が使われることが多く、テレビなどの動きが多い場合はインターレース方式が使われることが多いようです。
詳しくは以下の記事もご参照下さい。
動画の解像度設定の変更方法
iPhoneとAndroidでやり方が異なりますが、どちらもかんたんに設定変更できます。ほとんどのスマホ/タブレットの初期設定は「1080p」となっています。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
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